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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

読書中の挙動を分析する時代

Moneyball for Book Publishers: A Detailed Look at How We Read - The New York Times この記事がなかなかおもしろかった。もちろん出版社側、トーハンや日販といった取次はある本を買った人たちの年齢層や性別、どんな階層に属している人たちなのかといっ…

わかりにくい場所にとどまる

「わかりやすいもの」はわかりやすいがゆえに人を惹きつけるが、わかりやすいもののにいることで得られる価値とわかりにくいもののなかにいることで得られる価値は全く別物であることが多く、後者の価値をあえて選択することの意味みたいなものはあらためて…

続・批判について

先日批判について、主に紹介するときはなるべく自分が感じた批判点は伝えるようにしてるし、逆に創作者/行動者へのアドバイスする目的の批判は創作者/行動者と目的を共有していない以上あんまりする気がないと書いた。それはひどく限定されたパターンの話…

ヘイトフル・エイト

今日はとんでもなく嬉しい依頼が一つあって久々になんのてらいもなく喜んでしまったのだが(書籍化とか本を書くとかそういうことじゃないがのちのち世に出るでしょう)それはそれとしてタランティーノの『ヘイトフル・エイト』を観た。つまらなくはない……とい…

ただの日記

ひーろーひーろー 予告編で立て続けにスーパーマンvsバットマンと、ヒーロー達が戦い合うやつ(アイアンマンとかが出てくるやつ)が流れて「どんだけヒーロー同士で戦いたいねん」と思った。もしこのヒーロー大戦が終わったら、バットマンやスーパーマンやアイ…

ガルパン4DXを観た 必然と偶然

小田原で鑑賞。観る前は4DXって椅子が揺れたりするのはおもしろさに貢献しないのでは? 邪魔なだけなのでは? と初体験らしい危惧を抱いていたのだが観てみたらけっこう満足度が高かった。椅子がぐわんぐわん動く、それも画面中の映像にあわせて──となればそ…

ただの日記

たまに自分が書いた文章を自分のブログ以外の場所で見るんだが(Wikipediaに引用されてたり、Tumblrで流れてきたり)、そのたびに恥ずかしいんじゃなくて「すげーいいこと書いてあんなあ」と思うんだよね。すげーいいことっていうか、すごい洞察だしすごい表現…

カクヨムというサイトへの雑感

カクヨムというサイト自体への感想。全体的にけっこう洗練されているように見える。その狭い画面でなんとかして情報を伝えなければいけないという制約からウェブサイトが宿命的に使わざるを得ないランキングという仕組みを、なんとか散らかすように小説のジ…

批判はむずかしい

批判をするのは難しい。それがどのような性質のもの(たとえそれが正論であったとしても)、批判を受ける方の気持ちは波立つものだろう。的はずれな褒め方をした時に話題になることはほとんどないが、的はずれなけなし方をした場合は反撃を食らう。だから嫌な…

辺境の老騎士 2章まで

オススメされたやつ。熱は出てないのだがどうにも体調が悪くて動けないので黙々と読んでいた。なろうでは異世界転生物の、それもハーレム物ばかり読んできたのでこの辺境の老騎士はだいぶ読み味が違うのもいい。主役はタイトルの通り老騎士で、特に目的地の…

能動的な引き出し方について

いろんなウェブ小説を読み漁っているところなのだが、超人気作であってもけっこう粗がある。粗とはいっても誤字脱字とかではなく、展開的に流れを阻害していたり、あるいは○○篇というようなそこそこ長い部分であってもいろいろな目論見がうまく機能していな…

02/16 無職転生 20章まで

無職転生を20章まで読んだ。これはおもしろいな、と現時点では確実にいえる。物語ジャンル・ゲームジャンルを横断しながら「転生」というシステムの問題へと充分に切り込んでメタ的な視点まで得るとなると「そこまで射程に入れた物語だったんだなあ」と評価…

02/15 無職転生を14章まで

無職転生を14章の終わりまで読み終えた。全部でたしか30章ぐらいだったから半分ぐらいだろうか。おおまかにいえば1.転生、世界に馴染んでいく篇。2.転移しておうちへ戻るための旅篇。3.魔法大学、子作り篇。4.ダンジョン探索篇。 というようにどんどん分かれ…

02/14 無職転生を読み始める

小説家になろうの作品をいろいろ読んでみよう月刊。『この素晴らしい世界に祝福を!』をとりあえず読み終えたので無職転生を(なろうで)読み始める。文庫が出ているんだからそこから読めばいいかとも思ったんだけど、Web版は完結しているのでぜんぶ読むかと。…

この素晴らしい世界に祝福を!

文庫版八巻まで読んだ。これはサブ・ジャンル的にいうとまっとうに異世界転生物ということでいいんだろうか。主人公は死んでから異世界で生き返っているからたぶんそうだと思うが。で、そんな世界で魔王を退治するために冒険に行くのだがおかしな仲間たちが…

02/12 なろう系の小説

なろう系の小説をぜんぜん読んでこなかったので今適当に読んでいる。今アニメをやっている『この素晴らしい世界に祝福を!』とか、書籍版を三巻まで読んだけどわりとおもしろい。やる気のない感想だが、基本ギャグ物だからかなあ。お約束をひねってひねって…

0210 ジャンルの話

ジャンル定義の話をツイッターで最近見かけることが多い。異世界ファンタジーとはなんぞやとか、ハードSFとはなんぞやとかである。これは結局のところ使う人によって大きくブレのある単語なので、そういう話が出てくるのはそういうもんだとしか言いようがな…

02/07 情報を絞る

ツイッターやフェイスブックもいずれ人は使わなくなるだろうけど、その時人は何をやっているのだろうなと考える。「誰も個人のどうでもいいつぶやきとかご飯の写真に興味をもたなくなる」というのは、ひとつの答えのようにも思うが、人間がいまの生物学的な…

02/06 クロックワーク・ロケット

『クロックワーク・ロケット』について書いているのだが、うーんあまりにもおもしろい、純度が高い。ハードSFの中で自分の中ではオールタイム・ベストの、ナンバーワンかもしれないというぐらいに傑作である……。そのスゴさ、みたいなものはどうやったら伝…

02/05 嫌いなものがたくさんある

嫌いなものがたくさんある。おでんが嫌いだし、退屈な話が嫌いだし、酔って普段言わないことを言い始める人間は嫌いだし、酒を自分以外の誰かに注ぐ謎の習慣も嫌いである。とまあ嫌いなことがいろいろあるわけだが、中でも特にカラオケというものが嫌いであ…

02/04 じゃっかん余裕がない

余裕があるようなないような。というより、余裕は間違いなくあるわけだが、物事というのは結局のところどんな状態であっても余裕がない状態といえるかもしれないなどと思っているところである。どういうことかといえば、締め切りというものがだいたいどんな…

02/01 その漢字はひらかれるべきか

「漢字をひらきましょう」ということを意識するようになった。あまりにも漢字がぎちぎちだとやはり窮屈な印象を与えるし、ひょっとしたら可読性にも影響をあたえるかもしれない(あたえないかもしれない)。だから漢字をひらこうとは思うのだが、そこでふと「…

1月31日 そこに愛はないのか

だらだらした一日だ。なんとなく絵を描きたい機運が高まっているが、しかしびっくりするぐらい描くためのものがない。まずスケッチ帳どころかコピー用紙が存在しないし、ペンもボールペンしか持っていない。パソコンで書こうにも当然ながらペンタブレット的…

1月30日

予告していた通りの一日。Amazonプライムに007の作品が大量にきていたのでとりあえず評価の高いスカイフォールを見た。これはもうおもしろいなー。評価が高いのも頷ける。冒頭からアトラクションのようなアクションシーンが連続して、まあ凄いけどアトラクシ…

日記でも書くか

このブログが放置されていることに悲しみを覚えはじめていたのでどうでもいい日記でも書くかと思った。どうでもいいというからにはどうでもいいことを書かなければならないが、なんだろうな。今日は普通に昼間は仕事をして、夜はSFマガジン用の海外SF作品を…

いくつかのコミュ障

コミュニケーション障害通称コミュ障と言われているものはいくつかのパターンに分かれるように思う。 だいたい下記のようなパターンがあるのではないか。 吃り、滑舌の悪さから意図が伝わらない。 言いたいことが文章にできない(緊張などによりマイナス作用…

火星SF

次号のSFマガジン特集用の文章を書くために火星SFを20冊ぐらいぱらぱらと読み返していたのだが、面白いぐらいに当時の最先端科学知識に物語の展開が影響されていく。火星に山があるという観測結果が出る前なら、あのクラークだって「火星には山はない」と書…

雑談

雑談とかいって別に僕がただ一人で文章を書いているだけだが。なんか文章をちまちま書いて細かい文字数調整をしたり「内容に抜けはないか」「これで本当に伝わっているのか」とかいう微調整を繰り返しているとそれが非常に強いストレスになって「うがあああ…

ぐだぐだ本能寺

が面白かったのでコハエース買っていなかった分をまとめ買い。[まとめ買い] コハエース作者: 経験値メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るしかし特定企業(と同人作品)の特定作品群のみをネタにし、茶化し続けるギャグ漫画家というあまりにもあんまり…

ガールズ&パンツァー 劇場版 ネタバレ

ガールズ&パンツァー 劇場版 主題歌「piece of youth」アーティスト: ChouCho,酒井陽一出版社/メーカー: ランティス発売日: 2015/11/25メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るガールズ&パンツァー 劇場版 オリジナルサウンドトラックアーティスト: …

ちょっとしたメモ

デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)作者: アントニオ・R・ダマシオ,田中三彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 32回この商品を含むブログ (22件) を見るアントニオ・ダマシオの『デカルトの誤…

本屋について

今日近場にそこそこ大きな本屋が出来たので行ってみたのだがうーんという内容で、そもそも自分はいったい何を本屋に求めているのだろうと考えなおす必要があるのではないかと思ったのである。そうはいっても別にそこまで長い話になるわけでもなくて、それは…

屍者の帝国 アニメ版

意外なことにけっこう面白かった。屍者が町中を歩きまわっているシーンや戦争で屍者がどのようにして利用されているのか、といった場面が見れただけで随分満足した感はある。原作からしてわざわざ日本にいったりする諸国漫遊記の部分は(もともと伊藤計劃さん…

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 アニメ全12話

ニコニコ生放送で全話放送やっていたから観た。原作は一巻だけ読んでいる。その時の感想は一発ネタだなあぐらいのもので、構造が「性的な表現が徹底的に撤廃された世界で下ネタが規制された状況そのものをギャグに使いながら抵抗していく」だけだろうし、続…

すべてがFになる

アニメ1話。背景、美術などがけっこういい。会話劇の内容はガシガシ最初から浮き上がっていてかなりキツい。文字だとわりとだらだらとしたやりとりのあとたまに変なことを言い出すから成立しているのであって、アニメだと「たまに」のためのタメがつくれずに…

「自分の頭で考えること」と「みんなの頭で考えること」

「自分の頭で考えよう」というが、何もかもを自分の頭で考える必要もないよなと思っていて。でも確かに自分で考えないといけないこともあって、それは何かといえば「自分のこと」は基本的には「自分で考えるしかない」ということだろう。やりたいこと、やり…

妹さえいればいい。(1,2\平坂読)

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)作者: 平坂読,カントク出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/03/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件) を見る妹さえいればいい。2 (ガガガ文庫)作者: 平坂読出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/07/17メディア: 文…

技術というのはちょっとずつ変わるもの

SFとか未来を語る! みたいな科学ノンフィクション系だとどうしても「この技術が導入されたら社会はこんなふうに~~」と最終形態が語られることが多いと思うんだけど、実際にはその中間段階がずっと長く続いて、みんなその変化が当たり前になって疑問にも思…

文章を上達させる

文章を上達させる一つのコツは、それに全力で取り込むことだろう。その為に自分で「よし、全力でやるぞ」と思えればいいのだが、なかなか難しいような気がするな、というのが今の実感。今でこそSFマガジンやHONZに文章を載せているが、その前から僕は自分の…

秘密同盟アライアンス by マーク・フロスト

海の向こうにはライトノベルなる呼称はなく、だいたいはヤング・アダルトと呼ばれている(違ったかもしれないが、まあなんかそんなかんじよ)。本書秘密同盟アライアンスもそんなヤング・アダルト系の小説の一角だが、まあ学園異能バトル物ですね。日本作家…

uncreative writing

uncreative writingという本を読んでいて、これがなかなかおもしろい本で。uncreativeとついていることからもわかる通り、世間一般的にいえばどう考えてもクリエイティブじゃない行動の中にクリエイティブさを見出そうというか。アンクリエイティブっていっ…

いろんな文章の可能性

たとえば原稿だったり、他所様のところに書く文章だと「短く文章を区切る」ってのは基本的に鉄則なんだろうなとさいきん気がついた。だから一文が長くなったらどっかで切れないかと考えて実際に切ってしまう。一方ブログは何も考えずに書くから物凄い一文が…

Gのレコンギスタ

こっちも良い作品だったなあ。といっても真面目にみていたわけでもなく、ただ流しっぱなしにして本を読みながら観ていたって感じだけど、特に最後の方は目が離せなくなって真剣にみてしまった。それ以前の話もつまらないわけではなく、画面がめちゃくちゃお…

SHIROBAKO

SHIROBAKOは最高のアニメだった……。全24話、アニメ業界物としてこんなものが出てきてしまったら今後5年ぐらいはもう後続は誰も出せないだろうな。業界ものとしてまるで焦土にするかのようにすべてを根こそぎ持って行ってしまった。ありえるとしたらアニメ…

情熱と静けさ

熱い思いがこみあげてきてそれをなんとかして文章にしたいと思う。今まで何度もチャレンジしてきたがあふれるような熱い思いを剥き身のままだすと人はその剥き身っぷりに、「コレはこの人の宗教体験のようなものだな、怖いしよくわからないな」と思ってひい…

素直さ

これは文章に限ったことじゃあないけど素直さって大事だよなと思うわけである。技術的な巧拙は別にいくらでも磨けるわけであるが、素直さがないとどうしようもなくて読めない。世の中には、いくらでもどこかで聞いたような気の利いたフレーズや言い回しが存…

反逆の星

次号のハヤカワ文庫総解説に向けての再読中。今日はオースン・スコット・カードの『反逆の星』。エンダーとは表層的な部分は随分違っていて、グロテスクでハードな肉体に訴えかけてくるSFだ。遺伝子操作を施して不死身に近い肉体再生能力を得たが、その代わ…

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (2) ―セカンド・スクワッド・ジャム (上)― (電撃文庫)

良い部分は変わらず、微妙な部分(導入の無理やりさ)も相変わらず、登場人物は増え重層的になり前巻で生まれた課題と前進はさらに今巻でも活かされるという、まあまっとうな二巻目といったところ。絵が多くて嬉しい。表紙は最高だし、見開きのイラストなん…

物事へ取り組む時へのシンプルな方法論

今日日中本業の仕事をしていて、帰ってきてから今度は書き物系の作業をしていてそこにある共通点を見出して、それが面白かったのでメモ書き程度に書いておく。まあ何かといえば別段複雑なことはなく、「集中して取り組めるようにする、その為に物事をシンプ…

シンプルな生活

『ねじまき鳥クロニクル』を読み返していて思ったのだが、僕のシンプルな生活へのあこがれはこの笠原メイからきているんだろうなと思った。笠原メイは物語の中盤で主人公の目の前から姿を消し、しばらくして来た手紙のなかにはカツラ工場で一日カツラに毛を…