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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

犬とハサミは使いよう (ファミ通文庫)(一巻時点の感想)

「読まずに死ねるか!!」ある日突然、強盗に殺された俺。だが本バカゆえの執念で奇跡の生還を果たした―ダックスフンドの姿で。って何で犬!?本読めないじゃん。悶える俺の前に現れたのは、ハサミが凶器のサド女、夏野霧姫。どう見ても危険人物です。でも犬の言葉が分かる、しかもその正体は俺も大ファンの作家、秋山忍本人だった!?どうなる俺、あと俺を殺した強盗はどこ行った―!?第12回えんため大賞優秀賞受賞のミステリ系不条理コメディ。

へ、変な話だなあ……。要素の一つ一つにまったく繋がりが見いだせない。いわゆる活字中毒的に本を読みあさる人間が強盗に殺されてしまいなぜか突然犬に転生して美少女と同棲する話なのだが、まず「突然犬に」の時点で意味がわからないしハサミはタイトルにまで入っているので重要な要素なのだと思うが、女の子が常にハサミを携帯しているのにも特に何の意味があるのかわからず(両親が床屋設定が今後関わってくるのだろうが)「読書家」と「作家」というコンビもうまくかみあいそうなものだが一巻の時点ではかみあっていない。

このちぐはぐな感じを総評して「変な話」とたとえたわけだけど、これが割と面白いので、二巻以降も読んでみるのだ。それもひとえにこの作品の主人公の「読まずに死ねるか!!」を僕もまがりなりにも実感している人間だからなのかもしれない。ライトノベルとしては珍しく、作家が二で書いているのも興味をそそる。一体全体どういう役割分担なんだろうな。なぜかKindleには一巻だけ存在しているが、ブックウォーカーには五巻まであるのでこっちで読もう。