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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

GJ部

高等部編全9巻を全部読み終えた。最後は綺麗な終わり方でしたね。9巻淡々と続いてきた部活の終わり、そこから先にあるのもまた日常なれど、高校の卒業というのはひとつの日常の終わりであるといえましょう。日常物語の癖に、不覚にもその終わりには胸が熱くなりましたとさ。それにしても特殊な作品でした。結局最後まで最初に挙げられたルールは破られず。全36話。1話4ページ。バレンタインやクリスマスは書くものの、学校行事などは書かない。しかしそこで何があって、何が変わったのかはその前後を見ればわかるわけで、その書き方、魅せ方がまた面白かったりもしました。

本作を読んでいて日常物の話の動かし方はやっぱりキャラクタものの物語を動かす上での本質は「キャラクタに今までとは違う新しいシチュエーションを与えて、その反応を見る」ことにあるのだなあと思いました。それと同時にキャラクタの知られざる側面を出していく。基本はこの2本柱なのじゃあなかろうか。「裏話」というのは古今東西人気のある話だけど、「あの人の普段見せない側面」ってのはなんでか知らないけど本質的に人を惹きつける魅力があるようなのです。

GJ部はまさにその辺のコントロールがうまかったですね。徹底していたし。それを物語における横軸の変化だとするならば、縦軸はキャラクタ同士の関係性で、こちらの変化も小出し感がおもしろかったなあ。ちょびちょびと出していくんだよねえ。この関係性は京夜が中心なのであって、京夜のキャラクタ性あってのものだったけれど、明確な主人公のいない中等部編がどうなっていくのか(しかもこいつら中学生だからなあ、書きづらそう)期待したいところ(と書いている現在すでに2巻まで読み終えているのだった。3巻はKindleにないのじゃ。)