基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

人生

川岸殴魚先生の『人生』がKindleで出ていた! ついでに邪神大沼も! 喜び勇んで買ってよんだら無性におもしろかった。ギャグだけは冴えている。日常的な話からはじまったな〜と思いのほほんと読んでいるところに一瞬で切り込んでくるドライブ感と、一度転がしたネタを生かし続けるギャグとうまくハマった時の爆発力が相変わらず素晴らしいのですよ。フォーマットとしては完全に日常物(個性的なキャラクタを配置し、そこに「人生相談」というネタを放り込ませキャラクタ同士のかけあいで盛り上がらせる)なのですけど、これがどうなっていくやら……。

日常物フォーマットで盛り上げるためにはキャラクタの知られざる内面を引き出しつつ、人間性の変化を描きつつ、人間関係を変化させつつ、時間軸を進展させていく(大抵は学生なので卒業をメインに持ってくる)のが基本戦略。とりあえず二巻まで読んだところでは、一巻は導入部だったのでおいておくにしてもこのフォーマットに準じて各巻一人ずつその内面と関係性の進展を書いていくように見えるけれど、まあなんというか川岸先生の書くキャラクタは人間性がない。

人間性がないってのは違うな……。うーんなんだろうか……。主人公は邪神大沼の頃から変わらず無個性だし、女の子たちも一応一貫性は保っていて個性的ではあるものの……。うまく当てはまる言葉がみつからない。まあとにかくギャグは面白いけどそういうキャラの内面を深めていくとか、主人公の好感度をあげていくとか、そういう一つ一つの作業はとても下手くそなんだよねえ。