基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

まおゆう魔王勇者

原作はキャラクタのテンプレっぷりが気持ち悪く(魔王と勇者とかいう類型の話じゃなくて、メソッドの話)、一巻しか読めていないのだが、冒頭だけは面白かったのでアニメで確認してみた。アニメだとつらさしかない。テンプレート化されたやりとりは悪いことじゃない。神話から繰り返される物語構造だってテンプレなんだから。ツンデレというキャラクター類型自体がつまらなさの原因なわけじゃないのと同じように、問題はまあ使い方なのかな。装飾が新しいかなのかな。ディティールなのかな。よくわからないけど。この話はいったいなにがウケたんだろうなあ、テーマ云々とか以前の問題で稚拙だ。

とはいうものの、なんかよく語られている善悪二元論の超越が〜とか丘が〜みたいなよくわからないテーマを別にすれば「世界を根底から変える」っていうファンタジーではお馴染みの動機にラノベフォーマットにのったキャラクタとやり取りをのせているだけで、キャラクタのやりとりが気持ち悪いとかの細かいとこ気にしなければ名作ファンタジーとして読めるのかもしれない。

魔王・勇者やメイドのようなわかりやすい、類型自体に物語と設定が共通認識としてのっかっているものを使う利点のひとつはそれが受け手に伝わりやすいということがあるだろう。くどくど説明しなくても魔王と勇者がいれば戦いあうものと相場は決まっていてややこい説明をする必要がなくなる。もともと掲示板で連載されて地の文がほぼ省略された形式だったのだし、そうした場所特有の文法にのっとっているといえるのだろう。ここでよくわからなくなってくるのが魔王と勇者が行う「やりとり」まで極度にテンプレ化された反応なのはなぜなのかというところで、単に下手くそなのかそれとも利点があるのか。

勇者とか普通にみたら鈍感主人公通り越してアホそのものだしね。よく誰もこの展開でつらくならないなと思うけど、まあとくに問題なく受け入れられているということはこの程度の「どこかから引っ張ってきたようなやり取り」が気になってしまうのは単に僕が山のようにラノベを読んでいるあまりよくないケースだからなのかもしれない。アニメはとりあえず絶望的なつまらなさでした。あまりアニメみないので(最後まで見るのは一年に2作品ぐらい)、評価はキツイわけですが。

ちなみに僕はよくめっぽうおもしろいとか傑作とか、ぴんとこないとかつまんないとか壊滅的なつまらなさとか絶望的なつまらなさとかいうけれど一応基準はある。以下はアニメ限定の基準だけど本にもだいたい応用可能。この基準のいいところは完全に個人の主観なのだが、思想がまったく入っておらず行動面のみに基準をおいているところである。

評価基準
傑作:BDかDVDを買って繰り返し楽しむ。
めっぽうおもしろい:画面を凝視している。二度見なおすこともある。
そこそこおもしろい:画面をほぼみつめていられるか、たまに気がそれる程度。先がちょっと気になる。
ぴんとこない:いちおうほとんどの時間画面を見つめてはいられるものの、釈然としない
つまんない:30分のうちに気が散って他のことをやりはじめてしまう
壊滅的なつまらなさ:画面を01分以上見つめていられない
絶望的なつまらなさ:画面を30秒以上見つめていられない

今まで買ったことのあるBD/DVDってスカイ・クロラだけなんですけどね。二度観たことがあるのもたぶんスカイ・クロラだけ。一話はけっこう見る方ですがほとんどの作品がつまんない 壊滅的なつまらなさ 絶望的なつまらなさに分類される。