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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

洋書を読めるようになるプロセス2

誰にも望まれていない記事第二弾。だって洋書読むの面白いんだもん。面白いポイントはいくつかある。

1.今まで読めなかった文字の並びが、どんどん意味がわかるものに変わっていく快感。
2.文法規則、文化の違いからくる文から受ける印象の違い、技術の違いからくる盛り上げ方の違いを知ること。
3.「読む」ことを一から学びなおしていることで、「読む」ことへの再発見があること。

今回は3について。今まで僕は極普通にあらゆる日本語の本を「読んで」きたが、その実自分がどういうプロセスで読んでいるのかよく考えたことはなかった。なぜならそんなことをしなくても僕は自然に文章が読めたからだ。洋書を読んでいるとそうはいかない。四苦八苦しながら読み進めなければいけない。最初の頃は何を言っているのかもさっぱりわからなかった。それが次第に意味がわかるようになっていくには、意味がわかるようになっていく為の理由があった。

「読む」とはそこに書かれている文字の情報を自分が受け取ることである。右を向け、と書いてあったら右を向いて確かめる。これが伝達された情報であって「読んだ」状態だといえるだろう。ただし本の場合は「右を向け」だけが書いてあるわけではない。単語がいっぱいあって、それが集まって文章になって、ひとつのパラグラフをつくりあげて、章になって、一冊の本になる。僕らはいきなり「単語」を読むわけではない。「これは右だな」「これは向くという単語だな」と単語を一つ一つ認識していくわけではない。

まず「読む」時には文脈をおさえるところからはじまる。たとえばこの記事であればタイトルの「洋書を読めるようになるプロセス」なので、きっと英語の本関連の単語が並び、読むことになるための内容が書かれているんだろうなと予測して記事を読み始めるだろう。そして最初に書かれている内容から、次に繋がれるであろう内容、単語を予測しながら、それと答え合わせをするような形で、読む。

もしあなたが本を読むのが遅い、本を読むのが苦手だと考えているならば、あなたはこの「予測」が苦手なのだ。次に何を語るパラグラフがくるのか知っていれば、「だよね」「だよね」といった形で、答え合わせのようにぽんぽんぽんと読み進めていける。逆に「次になにが来るのかわからない」という状況だと一個一個単語の意味を把握し、それを前の文脈と照らしあわせて、結合させて、なるほど、と理解し、そして次を読まなくてはいけない。

いわば「文脈をどれだけ把握しているのかが読書の理解度・速度を決める」。これに僕は洋書を四苦八苦しながら読んでいて気がついた。全然意味がわからなく自分はバカなんじゃないかと嘆きたくなる時と、最初から最後まで意味がわかって自分は天才なんじゃないかと思う時があって、この違いは何なのだろうと考えた時に、文脈を把握できているか否かがわけていることに気がついた。

文脈が読めていれば(ようは今何の話しをしていて、盛り上げていくところなのかサプライズをしかけてくるところなのかを認識していれば)、ぶっちゃけ単語が読めなかろうが、文法がわからなかろうが、読めるのである。なぜなら既に「どんな文章がくるかは予測」できており、未知の単語が出てきたとしても「まあ大体こんな意味だろう」と把握ができるからである(もちろん極端な例だが)。

文脈を読むために必要なのは一番最初の方をちゃんと読むことだろう。あと長年の読書経験。そして文脈が読めれば洋書だって読めるとなれば、初学時、読み始める時に最適な洋書の選び方もわかってくる。以下は僕が考えている基準である。

1.ひとつの章が短めのものがいい。
2.できるかぎりノンフィクションがいい。
3.よく知っている分野か、もしくは通俗的な分野の本が良い。

1について。これはいうまでもないだろうが、全体が3つの章にわかれていたりすると、文脈がたどれなくなった時点で読めなくなる可能性が大きい。次の章までわけわからん状態で読み進めるのは大変つらい。章が短く区切られていると都度文脈がリセットされるので、どこかでわからなくなってもまあ次の章はがんばるかとガシガシ飛ばしていける。

2について。フィクションは仮に章でわかれていても当然ながら前後の繋がりが密接にあるので、初学時には向かない。比喩や抽象観念の説明が具体的な話や状況描写にまじってくるとそれが何の話だったかよくわからなくなるなど、個人的にはハードルが高かったし、厳しい気がする。これはちょっと微妙なとこだけどね。3について。まあこれは難しいこと説明されてもよくわかんないからね。身近な、芸能人の話とかされるとああマイケル・ジャクソンねみたいな感じでついていける。

あとは、自分が読みたいものを選ぶことだろうか。結局知りたい、読んでいて内容が面白い! と思える本でないと読む気にならないし、読んでいてもつまんないし。その点僕は読むのが好きで助かったところがある。まあそんな感じ。