基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

Jagannath

SFとファンタジーとホラーが入り混じった奇想コレクションみたいな感じの洋書。ほぼ数ページで完結するショートショート集でこれがめっぽうおもしろい。英語もかなり簡単で読みやすいと思う(よくわからんSFばっかり読んでいたからかもしれないが)。著者がラヴクラフトの影響をあとがきで書いていてまあなるほどなあと思った。『Maybe a bit too much so, at the beginning: I was fifteen years old when I Devoursed all of H.P.Lavecraft's translated works in two weeks and had a short but near-psychotic revelation that all of it was true.I recovered, but reality still has a bit a whobble』

特に表題作『Jagannath』が強烈。宇宙船の中でRakと呼ばれる謎の女の子がチューブから産まれ、母親の体内の中みたいなとこでせっせと働いて母親に食料を供給し続ける(そのおかげでRakも飯が食える)のだがある時、そういう自分たちのようなワーカーが生まれなくなってしまって〜〜というなんだかよくわからんがイメージだけは鮮烈で侵食される。一番最初の短編『Beatrice』もかなり強烈で普通に男女の恋愛物かとおもいきや、飛行船ベアトリーチェに恋した男と、ヘラクレスという名前のスチームエンジンに恋をした女がひょんなことから貸し倉庫を二つに割って暮らし始める話だった。

これは正直いって馬鹿げた話のくせにオチも展開も無茶苦茶悲しくい。スチームエンジンとスチームエンジンに恋した女の子ども(スチームエンジン、しかもこのこを産んだせいで母親は死亡)が物との通訳ができるようになってベアトリーチェは「こんな貸し倉庫にしばりつけられてマジツラかったんすけどマジ最悪なんすけど、空、飛びたいんですケド、といって飛行船に恋していた男に衝撃を与えて出て行ってしまう。なんじゃそりゃ。」)

まあなんか変な話が多かったな。