基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

東京トイボックス 全2巻

ゲームクリエイターの物語。

Kindle版で安くなっていたので読んだ。

ゲームクリエイターというのは非道な仕事である。業界の実態をありのままに記したような島国大和氏の著作『ゲーム屋のお仕事―それでもゲーム業界を目指しますか?』と『ゲーム屋が行く!―デジタルオタク業界で生き残る道』ではその過酷な状況が書かれている。ゲームが売れない。バグがなくならない。帰れない。帰れない。帰れない。開発現場は死屍累々。無能なディレクターは抽象的な注文をつけてくる。なんとも地獄のような現場である。しかも売れないときたもんだ。

東京トイボックスもそうした過酷な面を書きながらもあくまでフィクションとしてラブストーリーが挿入されていたり、まあその他もろもろ「物語」な要素が盛り込まれている。挫折と危機、そしてそこからの逆転と妥当な落とし所。そして何よりここには夢と希望が書かれていて、非常に面白かったのだよ。全2巻である程度まとまっている内容も素晴らしい。まあこのあと大東京トイボックスに続くみたいなんだけど。いったいどんな話になっていくのだろうなあ。