基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

謎の表現

西尾維新さんの悲惨伝を読んでいたらこんな表現があった。

「そういうことは……、ないとは……、思うけど。いや、確信があるかと言われれば……」
 ないわね。
 と、鋼矢は言う──ここではややその声に不安を滲ませて。

ないわね、でいったん文を区切る必要性は普通だったらないように思う。「そういうことは……、ないとは……、思うけど。いや、確信があるかと言われれば……ないわね。」でもいいはずだ。わざわざかっこからはずして、行を変えて表現しているわけだ。そしてこの場面を頭に思い浮かべると、アニメ会社のシャフト演出みたいなものが僕には出てくる。ようはカットの切り替えのような効果を、僕はこの表現からは受ける。会話の途中で顔の向きを変えるとかのような動作が入ったのだろう、とこれを読むと思う。会話のやりとりの区切りという感じ。

非常に細かいところだけど、読んでいるとけっこう気になったりする。