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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

えじぷと

The Economist

えじぷと。The Economist 7月6日号はエジプト特集だった。以下数字が出てくるところなどはEconomistの記事を参照している。

恐ろしい。でもまあ、ありふれた光景であるといえる。宗教に依ってたち票田にならないマイノリティに厳しい政策を打ち出すだけでこんなハメになるとは。あんな簡単にクーデターが成功してしまうなんて、アフリカでは民主市議が根付かないと言われるのも仕方がないような状況。民主主義がちゃんと機能しているところもあるけれど。実を言うと今年は民主主義をテーマにいろいろ考えようと思っていたのだがいつのまにか7月になってしまった。もう半分過ぎてんじゃん! 

民主主義が最善で完全に機能するものでないことは日本や先進国をみても明らかだが、でも民主主義以外でやっていけるかというと周りを見ますとそれもまた明らかだ。ベストではないがベター、というのが民主主義だといえる。だからといって一気に全ての国を民主化しようとしたところでうまくいかないのはエジプトをみても明らかだ。ソマリアなんか北斗の拳状態だし。ソマリランドは民主主義が成功してるみたいだけど。ようはどこもたどってきた民主主義が成立する最低条件のプロセスを経ていて、状況が整っていないと、民主主義なんて成り立たないということなのだろう。

たとえば日本だと凄まじいアホが大統領の座に数年単位で居座っても、国は崩壊しない。周りの人間に少なからず優秀な人間がいて、その周りにはもっと優秀な人間がいて、二重三重にカバーしているからである。ちょっとぐらい無能だろうが、センスがなかろうが、日本はやっていける底力がある。そしてそれができない国もあるということだろう。任期を待っていたら国が潰えるとなったら、武力行使だろうがなんだろうが使えるものは使っていかなければいけないと考えるのは至極正当であるように思う。

実際国の状況はひどいもんだったようだ。失業率は24%から一気に40%まで跳ね上がり、インフレが加速し電気は頻繁にとまり、ガソリンを得るために人が長蛇の列をつくる。犯罪率は上昇し、特に殺人は3倍増し。いったいなにがどうなったらそんなに国が荒れるのか、十二国記であれば王が死んだとしか思えないような壊滅的な状況だ。

金で票を買い、いざ政権をとったら自分たちに都合がいいように何をしてもいいなんていうのは、民主主義の皮をかぶったまた別の何かである。そんな民主主義が根付かないのは当たり前だ。そもそも民主主義じゃない。そして簡単にひっくり返る、ひっくり返せるんだとみんなが思っているんだったらわざわざしちめんどうくさい選挙や投票を待って、任期が切れるのを待って、なんてやるはずがない。そして実際にひっくり返ってしまうんだから。今回の件は他の政情不安定な国の市井の反抗者たちに勇気を与えるだろう。議会によらず、選挙によらず国をひっくり返してもいいのだと。

軍はすぐに再度正当な選挙に移行するんだろうか。