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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

未読者の感覚、既読者の感覚

本をたくさん読んでいる人間は読書の老人になる。

あれこれ世話をやきたがる、年寄りと同じだ。

もちろん有用なアドバイスもある。困りたくて困っている問題と、なんでもいいから早く突破したい問題は違うものだ。デジタル的に0と1でガチっとわかれているものでもないので綺麗にはいえないのだけれど。でも大抵の問題は自分で解決したほうが楽しいものだし、また有益なことが多い。そしてこの読書の老人は何もたくさん読んでいなくても起こりえる。最近ニコニコ動画でアニメを観ていて思ったのが、原作を既に知っている人間がやけにコメントで「あの情報が抜けている」「欠けている」「これこれはこういうことだ」と解説をしたがる。

もちろん既にそれを知っている人間からすれば情報が抜け落ちていることがわかるのだから、それを教えてあげたい、伝えてあげたいと思う気持ちは自然だと思う。たとえその伝えてあげたいという気持ちが、相手に対する思いやりでなく自分を偉く見せたいといった虚栄からであろうが、別に関係はない。問題はさっきも書いたようにそうしたアドバイスは殆どの場合余計だということだ。「完成した状態から不足している描写をマイナスと捉えていく」のと「描写をゼロから構築し推測を重ねていく」というのはまったく逆のプロセスなのだ。

みている視点が違いすぎる。逆方向だ。これは別にニコニコ動画のアニメなんていう、ひどく小さな世界の話のことだけではなく、できるかぎり「自分以外の人に」情報的に干渉する時は、視点をできるかぎり広く、複数とったほうが懸命だという話。積み上げいく時の視点と、後ろを振り返った時の視点は違う。まあこんなことをこんなところで書いたってしかたがないのかもしれないけれど……。