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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

がるがんてぃあ

ちょっと前に人型ロボ物理解できねえ、と書いたけどガルガンティアはみていて、おもしろかった。

先進国がアフリカ諸国に自身たちが持っている論理と制度を輸出……というか植民地化し反発を買い、失敗するような話だった。主人公は植民地化する側の人間だが現地側の人間の価値観にとりこまれ葛藤する。こういう人間は実に多い。世界でもアフリカやらのマイナーな国にジャーナリストや写真家として出かけて行って、いつのまにか取り込まれてしまうかそこに足繁く通うようになる人間がいる。またこの前書いたように先進国で民主主義がうまくいっているからといって強制的に民主化してうまくいくものでもない。援助もさまざまなやり方がある。現地に適したやり方でやらねばと説く人間もいる。

すごい広い世界の話なのにまったく話がこじんまりしたレベルから発展していかなくて不満だったけど。というか原作付きでもなく1クールですべてをまとめるにはここまでが精一杯といったところか。その分こじんまりと綺麗に、まとまっていてとてもよかった。しかし話を動かすために人間が馬鹿ばっかりになっているところはマイナスポイント。1クールにまとめる為に敵サイドの人間がほんの少ししか出てこなく価値観が二項対立レベルまで単純化されているのもマイナスポイントだけどこれは仕方がない。

そしてAIについての話でもある。最後の場面は素晴らしかったが、成果の意味が厳密に定義されていないのはよくわからなかったね。あそこを定義しておかないで可変のものとすると、システムとしてそもそもの目的がわからなくなってしまっていて、挙動が予測できない。あることを頼んだらシステムごとにまったく異なった結果を持ってくる可能性があるクソシステムのようなものじゃないか。といっても本来は地球に降り立って異なる文化圏の、成果=敵の抹消以外の思考を取り込むことを想定していなかったのかもしれない。運用でカバーというやつである。

敵があのような結論に自動的に至って人工知性体同士の話のはずなのに異なる結論を合理的に導き出したところは良かったけどそもそもあれも最初から想定しとけよ、アホかよ、ってレベルのバグだしな。あと厳密に台詞を覚えているわけではないが最後チェインバーが謎の論理で相手を破壊しようとするのも意味不明だった。「身内の恥ってことだな」みたいな。なんだそりゃ。何でそんな意味不明な理屈で納得できるのか謎。馬鹿がいっぱい出てくるがAIが一番アホだ。でもそれを前提にすると最後の感動が薄れるからそこは深く考えないようにする。