読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

不思議な思い出

大学時代の友人というのはなかなかおもしろいものだ。

今はもう大学時代の友人との付き合いはひとりもいないのだが(メールアドレスすら知らない。これは僕がメールアドレスを変えるときに変更メールを誰にも出さないせいもあるけど。)大学の4年の中でよくつるんでいた人間が一人いる。

ほぼ週に4回ぐらいあって、ベローチェで3時間ぐらい喋り、2時間ぐらい散歩したあとでゲーセンにいってゲームをして帰るというのがお決まりのローテーションであった。お互いになんだかよくわからない本ばかり読んでいて、二人ともドストエフスキーニーチェが好きで、二人とも世間のやつらはアホで仕方がないと超上から目線、二人共ジャンプが大好きで毎週ジャンプのことだけで5時間ぐらい喋っていたものだった。

今思えば毎日毎日何をそんなに話すことがあったのか謎だが、でも大学生なんてものは(しかも一流大学でなければ)暇なんていくらでもあるから、とにかく本だけはたくさん読んでいた。だいたい「今は何を読んでいる」「◯◯がおもしろい」「こんなことをしよう」という話が主で、「こんなことをしよう」という企画を練っていることが多かったのかな。実現したものもいくつもあった。同人誌を作ってみたり、イベントを開催してみたり、サークルを4つも5つも作ってみたり、大学で授業をやってみたり。

特に示し合わせたわけでもないのだが大学を卒業してからは一度も連絡をとっていない。彼は研究者になるのだといっていてどこかの院に行ったはずだが興味もなかったのでどこの大学院かすら知らない。普通それだけ会っていれば、卒業後も仲の良い関係が続くだろうとおもわれるかもしれないが、まったくそんなことはなかったし、こっちも望んでいなかった。大学生活という、些細な単位とあんまり些細でもない学費とあんまりない資金だけに縛られていればいい、自由な時間だけに成立するような関係だったように思う。

「今、何を読んでいるの」という問いにたいする答えが常に更新され続ける間柄というのは理想だ、と思う。本に限った話ではなく、もう少し抽象すると「あなたは前回会った時からどんな楽しい変化をしたの」になる。常に楽しい方向へ向かって変化をしたいものだ。