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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

好敵手オンリーワン 完結

最近出た五巻にて完結。最後はあまりに駆け足の展開でまるで進研ゼミ(恋愛も起業も驚くほどのトントン拍子でことが進む)だったけど、まあ終わってみれば、至道流星作品の中ではもっとも微妙なシリーズであったとはいえ、少し残念ではある。ただどう考えても他シリーズの方がおもしろいので面白い方にリソースを割いてくれるのは純粋に嬉しくもある。新シリーズの可能性だってあるわけだし。

つい最近脱サラして古本屋をはじめて痛い目にあって撤退〜という実話を元にしたストーリー仕立ての記事が話題になっていて読んだのだけど、この好敵手オンリーワンはそうした「起業の失敗例」については事欠かず、山あり谷あり、失敗にたいしてどう対処するのか、どのような失敗がありえるのかという意味で面白いシリーズではあったと思う(宗教法人を利用した税金逃れの仕事についてメインかとおもいきや、途中からほとんど関係がなくなる)。ただラブコメ部分はあまりにもひどすぎたし、主人公の凄さを実際の行動だけで語るだけならまだしも「周りの人間が持ち上げることによって凄さを演出する」方法をとりすぎたり、キャラクタ造形が非常に単純化されていたり、何がしたかったのかよくわからない部分もある。

しかしどこにも「最終巻」なんて書いてないので読み終えて人の感想が読書メーターで目に入ってくるまで、これがラストだと気が付かなかったよ(笑) あとがきにぐらい書いといてくれればいいのに。