読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

異質な存在の思考をどうやって書くのか

メモ書き程度に。

SFの短篇集を読んでいたらそのうちに人間以外の知性体の存在が書かれているものがあった。まあSFではよくある題材で、いろんな表現が試みられてきている。とうぜん人間とは違う知性体なので形が違うのはもちろんだが、分裂した個体同士がひとつの意識を共有しているパターンであったり、菌類の知性体であったり、純粋に情報的な生命体であったりとさまざまだ。

まあ、別に形、その由来自体はどうでもよくはないにせよ、いいとして、それをどう書くんだろう、異質な存在の思考なんてものが、果たしてかけるものなのだろうか、と思ったりもするのだ。敵として描かれる場合もあれば、人類に対する研究、好奇心からちょっかいを出したとする場合、ただたんに存在していて、そこに人類がつっかかっていく場合、いろんな接触パターンが考えられるが、やっぱりベースが人間になっているというか、好奇心という概念が異性体に適応されていたりすると「うーん、人間とまったく異なる成立過程を持っているはずなのに好奇心なんて概念を持っているだろうか」と疑問に思ったりする。

そもそもそのまえに知性体の「知性」をどう定義するのかという問題がある。これはだれがどう研究するものなのかよくわからないが、研究者によっては「石にも心がある」という人がいたりして「いや……それはあなたの心の定義が広すぎるだけなのでは……」とびっくりするぐらい知性の定義がよくわからない(心=知性と同じ意味でいっているわけではないと思うが)。 僕が読んでいた短編では最終的に「異質な存在の考えることなんて、理解できなくて当然ですよ」と放り投げてしまう。

理解できなくても当然だが、どんなパターンがありえるのか想像することはできるだろう。「考える」なんていう知性の根幹のように言われている部分なんか、しょせん人間の一個の脳みそに起因する認知能力に依存した中での「限界」のひとつに過ぎないじゃないか。兎角すばらしいといわれている人間知性の素晴らしさとは、結果的に役に立っているようにみえるだけ(好奇心とか)で、知性の本質でもなんでもないのではないかとさいきんは考えている。