基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

アニメ化するラノベを読んでいく1

いちおうアニメ化するライトノベルは全部読んでおこうと思って『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』を6巻まで読んだら、これがけっこうきつい。(追記。完全に勘違いしていたが、これはアニメ化が決まっていたわけではなかった。特にうしろの文章を直したりしないのでその勘違いを差し引いて読んでください。)ドラゴンボールにおけるパワーインフレのように際限なく、ライトノベルにおける純ラブコメ分野においてどんどんインフレしていく、この感覚、うまく言葉にするの難しいなあ……。まずですね、純ラブコメ分野というのが絶対にあると思っているわけです。ストーリー性を極限まで薄くして、極端な状況を設定して男の子に女の子を延々と惚れさせ続け、すれ違いをさせ続けるタイプの話。で、ストーリー性が薄いので描写はほとんどすれ違いや、惚れた腫れたに終始する。

もちろんそのままやってもまったく同じじゃ誰も読まないが、そもそもストーリー性がほぼ皆無なのであといじれるところときたら「どういう状況なのか」ぐらいしかない。執事と主人にしてみたり、ちょっとしたファンタジー要素を入れてみたりと実に様々なパターンを作っていく。で、この庶民サンプル〜で驚いたのはそのパターンが他より飛び抜けて……ぶっ飛んでいるでもないし(ぶっ飛んでいるけど)、おかしいでもないし(おかしいけど、それらは他の物も同様にぶっ飛んでいるからおいておく)、表現が難しいんだけど……「え、こんなんでいいの!?!?」ってのが素直な感想。特別にファンタジー要素を入れずに、「あくまでも現実の地続きです」という流れでむちゃくちゃな状況設計やっているからこんなに違和感に思うのかもしれないけれど……。

お嬢様学校で完全に文明や一般常識から隔離されている場所に庶民サンプルとして一般人高校生男子が送られてきて、その庶民っぷりに慣れさせたり観察させたりするという話なのだが……。お嬢様たちは文明に触れずにいるので、家族以外の男を見たこともなければカップラーメンや漫画といった物にいちいち驚くという……まあなんというかすごい発想ではある。そしてもはや欠片もリアリティが残っていない(この手の作品にリアリティなる言葉を使うのは馬鹿げているけれど)。そしてこれぐらいの飛び具合がアニメ化するほど受け入れられるのなら、どんどんこの傾向も加速するだろう。かつて人類は金や銀といった実際に価値のある物が貨幣として流通していたからこそそれに根拠があると信じていた。その後金や銀は紙幣に置き換えられたがまだ実質的に金に裏付けされた形で紙幣は供給されていた。これが金本位制である。がしかし、そのうちその金による紙幣の供給縛りがなくなっても「あれ、問題なかったじゃん」と人類が気づいた時のショックはこんな感じだったのかもしれない……とつい考えこんでしまった。

しかしこの絵の人、一部のキャラクタデザインが他作品のキャラクタデザインとほぼ同デザインなのは驚いたな。