基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

すごいな、って人と会うことで得られるもの

どんな分野であれ、すごいなあって人が世の中には多くいて、話していると圧倒されてしまう。

頭の回転が速いとか、抽象的な思考に優れているとか、知識をたくさん持っているとか、なんかそういう単一の要素を取り上げることで説明できるようなすごさじゃないんだよなあ、あれ。馬力にせよ速度にせよ、一言でいえばエネルギーが桁外れ。追いつこうと思っているうちにあっという間に遠くまでいってしまう。そういう人間が回りにいると自分自身もかわっていくか、うちのめされちゃうだろう。たまに打ちのめされる。でもまあ打ちのめされないよりは、打ちのめされたほうが何百倍もましなんだよね。自分がどれだけ下層の位置にいるのかというのが、上の方をみることで実感としてわかるから。たとえ傲慢になってはいなかったとしても、より一層謙虚な気持ちになるのだ。

そしてそういう人たちの「本」を読んでいるだけじゃわからないことがある。会うってのはいまじゃあ随分コストの高い作業だ。同じ場所に集まるってのがまず無駄だし、一緒にいる人達の間で時間を常に同期させておかないといけないのも無駄というか面倒くさい。でも表情をみたり動きをみたりといった総合的な情報のやりとりとして贅沢な関係性。で、会って話しているとわかるのは、まずもってその速度。本ならば、一文を書くのにいくら時間をかけようが、資料を持ってこようが読み手にはわからない。完成品を受け取るばかりである。しかし会って会話をしていると、相手は常にその場で情報を出し入れしてくるわけであって、その速度にびっくりする。

僕は「評価」というのはかけられた時間と、出来上がったクォリティの関係性ではかられるべきものだと考えている。素晴らしい出来の作品があったとして、10年かかったのと2日でやったのは当然ながら評価が異なる。多少雑な仕事でもそれだけ速度が早ければ評価に反映されるだろう。とにかく驚くのはその思考速度、および問いにたいする答えの返ってくる発想の奇特さである。ずいぶん突拍子もない問いに対して、即座に答えられることと答えられないこと、わかることとわからないことへの的確な線引をして答えが帰ってきた時に、「うげえ、なんだそれ、信じらんねえ」と驚く。