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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

電子書籍ストアをみていて思うこと

電子書籍ストアなんて書くとすべての電子書籍サイトを網羅しているような言い方だが実質的にはBook Wolkerとキンドルストアしかみていない。

で、みていて思うんだけどWebの画面ってどうしても限界があるよなあ。毎日更新されたり変更されているところを観に行くのだけど、ほんのちょっとしかみるところがない。ランキングはたまにしか代わり映えしないし、セール品があればそれが機械的に上にあがってくるだけだ。何の意外性もありゃしない。もちろんオススメの履歴とかは更新されるよ。でも所詮機械的に選ばれてきたものでいくらでもさかのぼっていけるものでもないし、だいたいそうした選出系のものを読んでいておもしろいのってのは何らかの一貫した意志が介在しているところなんだよなあ。自分の選択履歴をもとに出されてきたリストってつまるところおもしろみがない。新着だって更新される。でも毎日毎日膨大な量が配信されていて新着をみれるはずがない。

Kindleストアの画面
・月替りセール
Kindleセレクト25(わりと毎日変わる)
・おすすめ新商品情報
・ジャンルで探す
 ⇒ジャンルごとのトップ売上作品が一冊表示される
・おすすめ商品
 ⇒こっちは新商品じゃないやつか。
Kindle本のヒット商品
Kindleストア : 本 Top100 &Kindleストア : 本 Top100(コミック) どちらも初期画面に表示されるのは10位まで

画面単体での情報量としてはつめ込まれている一方で、ずっと変わらない情報が一番目立つところを占め続けている(月替りセール。一回みたらもうみねーよ!)。あとは、システム的に日々変更される箇所が多い。たださっきも書いたように更新されたところでほんのちょっとした変化が日々ついていくだけだし、そもそもシステム的に自動化されたおすすめはおもしろくはない(有益なことはときたまある。)。ただシステム的なレコメンドをやめろと言っているわけではなくて、もちろんあっていいのだがそれしかないのがつまらないといっているわけ。あとイベントや企画が行われていても告知しきる隙間がすでに画面上にない。情報量は詰め込まれまくっているが、結果的にごちゃごちゃしてしまっている。

BookWolkerの画面(Ipadアプリでの場合。他で変わるのかどうかは知らない。)
・新着
・ランキング(表示されているのは5位まで)
・人気作品
・オススメ作品、メディアミックス作品〜などの別ページ飛びボタン(こういうのなんていうのかわすれた)

こっちはオススメ作品、メディアミックス、雑誌、レーベル一覧、新着一覧がそれぞれボタンで選べるのが特徴か。画面単体での情報量はKindleストアと比べると極端に少ない(悪いわけではない)。画面単体で見た時の情報量は少ないが、その分ページ移動後の情報量が多い。しかしランキングをみても1位ファミ通、2位週刊アスキー、3位がエイジプレミアム2013年11月号、4位が電撃PlayStationVol.552 5位が週刊アスキー2013年10・20号とここまでが表示されているところで、こんなんみせられていったいどうしろっていうんだ、と思ったりする。

情報量が少ないのは悪いわけではないが、BookWolkerの場合は別に良いわけでもない。良いところとしては画面単体から飛んだ先に、主体的なオススメ作品などの項目があるところで、誰が選んだなどの情報は一切ないものの、自動的に選択されてくるものよりかはみていておもしろい。ライトノベル館、コミック館、ゲーム館などとそれぞれのジャンルごとに新着とレーベル区分け、PUSH作品などがおいてあるのがわりといい。アニメ化作品をまとめたページがあるなど、システム的なレコメンドが皆無な代わりに、人主導の作品の取捨選択があるのはBookWolkerのサイトをみていてよいところか。

とここまで書いてきて思ったのだが、結局のところ僕が求めているのは電子書籍ストアには今まで本屋が担ってきた部分も担当してもらいたいということである。熱心な担当者がつくった一品物の棚や、社会情勢にあわせて突発的に組まれる特集のまとめといった本のその時々ごとの、臨機応変かつ小規模なまとめが特にKindleストアにはかけている。もちろんAmazonには個人で行えるような機能レベルではすべて揃っているのだけど、どうにも「電子書籍ストア」として見た時に物足りない。

とはいっても問題はウェブページには、広さの限界があるということ。「画面に情報を埋め込めるだけ埋め込めばいい」というのは完全に間違った発想だ。人間の認知能力として画面をぱっとみたときに、まず最初に画面を開いた時にどこ箇所に注目がいって、そしてどれだけの情報量を一度に把握できるのかというのはすでに機能面から結論が出ている。⇒インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針 - 基本読書 目的を明確化し、それ以外に間違いようがないぐらいシンプルなデザインにできればそれにこしたことはないけれど、一方で情報はほしいし……となかなか難しいジレンマがある。

今後電子書籍ストアのウェブデザインが進化していくとなると、いったいどんな形があるのかなあ……。Kindleストアはもう画面が埋まりきっていて、既にごちゃごちゃしている。BookWolkerはこのまま表画面は極々シンプルにして裏でオススメなどの情報量を増やしていくのかな。個人的にはこのタイプが好きではあるものの、やっぱりいちいちページを飛んで確かめにいくのは面倒臭いのである(めんどうくさいやつだな)。