基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

重力

もし我々が窓のない無重力状態のエレベーターの中に続けているとして、そこに「重力」という力が働いていることをいつか気がつくことができただろうか? という問いに一瞬考えこんでしまうが、当然ながら気がつくことはできる。地球軌道上を回り続ける宇宙ステーションを想像してみるといい。空気を抜き、宇宙服を着て完全な真空状態になった宇宙ステーションの中でペンやクリップはそこらじゅうを飛び回るが、宇宙ステーションの回転の度合いによって異なりはするものの必ず同じ軌道を保って飛び回ることになる。その周期とは宇宙ステーションが地球を周る周期のことだ。周期があるということは我々は宇宙の中をさまよっているのではないことになるし、干満のある重力にさらされている証拠になるだろう。窓のないエレベーターとは地球のことでもある。最初は地球が常にすごい勢いで宇宙空間を移動しているなんて知らなかった(だって自分は動いてないものな)。さまざまな実験、気の長い観察によっていたるところにルールがあることがわかってきた。と、そうした過程を地球とはまた異なった環境下にある場所で、異なった異星物が「物理学を発見」していく過程を描いたのがイーガンの『白熱光』である(レビューだったのか)。