基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

ノーゲーム・ノーライフ 6巻

かなり無茶な路線をとったなと読み始める前は思っていたが杞憂だった。

せっかく今まで作り上げてきた世界観とキャラクタをすべて打ち捨てて一からキャラクタを把握して関係を把握してしかも大戦を書くというのはしんどいものだ。新しい世界を把握するのは面倒で、読むのがだるい。7巻が出るまで放置でもいいかなあとさえ思っていたところだがこれが面白い。トーンも違えば話の展開も全く異なる、いってしまえば別作品とさえいえるようなものだがその別作品が別作品として面白かったので文句がない。ノーゲーム・ノーライフを知らない人間にたいして、これだけ渡してもいいぐらいだ。

またこれを読むことでこれまでのノーゲーム・ノーライフ本編の世界がいかに平和だったかということがわかる。人間が人外能力者たちの戦争状況でゲームも何も抜きにして勝ち抜かねばならない世界だったのだからそこはほとんど地獄みたいな状況でまあこれもよく書いたものだ。現実はゲームではないといっても物理法則というルールはある。そしてゲームというものがルールとジレンマとインタラクティブ性の集積だとしたらただの現実だったとしてもそこに「勝利条件」と「敗北条件」を付け加えればそれはまたゲームになる。

最弱が最弱であるが故の利点があるとすればそれは見くびられることだろう。最初から舞台にあがっていないとみなされれば暗躍のしがいもあるというもの。あまりにも不自然な最弱としての人類種、その特性はどう表現されるのかと思っていたけれども今巻のアプローチはかなりよかったな。造られたものではなく自然発生した唯一の種としての能力。これまではまるで書かれなかった物理的な闘いといったものが十全に書かれているがそのノリもたいへんよいものでした。仮にも「大戦」それも人類をはるかに超越した能力を持つ人外たちの戦いなのだからこれぐらいはやってほしいよなあと思っていたところは十分に超えていた。

「バトルの書き方について」は考え始めると書くことがいろいろあるのでちょっと別の機会に書こう。いや、ほんとここで書かれてたバトルはロボバトルとしてかなり良かったと思う。今日は新人歓迎会で酒を飲んだので頭がうまくはたらかないのですよ(飯と酒だけ飲んだ後飽きたから帰るといって途中で抜けてきたが。最低の先輩である。)