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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

カゲロウデイズ

 アニメをみたところ、さっぱり意味がわからないので原作を最新刊まで読んだ。話が理解できた。アニメはあれ、原作以上に話を混乱させていて意図がよくわからないな。原作のまま話を展開させてもうまくいかないのはわかるが、現状ばらばらすぎて12話では着地点させられないのでは……。原作も着地してないのにはなから無理な話だったか。最初は現在の若者との感性のズレを把握してみるか、ぐらいの感覚で読み始めたのだが普通に面白かったなあ。
 
 何が面白かったのか。エピソードがばらばらでほのめかされ最初はわからなかった多くのことが次第に明らかになっていくパズル的な面白さがまずある。正直、だるい。次がキャラクタ間のかけあいで、これはなんだろうな。説明しづらい。一度どこかでまとめておくか。とりあえず今回はパス。第三に能力の扱い方か。能力があってバトル物に移行するのでもなければ日常ものに移行するのでもなく能力を抱えたものの葛藤、特別な人間たちであるということの区別の為に使われることがほとんどだ。
 
 また能力の発現がトラウマ的事態に起因することから一人一人の能力者には必然、語られるべきドラマがあることになる。物語的、キャラ立的にはそうしたことを一つ一つ明かしていくだけで文章量が増える。現に五巻にもなって延々と過去エピが語られるばっかりで実質的に話が進まないのはこの過去エピを重ねながら設定をだんだん明かしていくからである。
 
 ギャルゲーメソッドとでもいおうか(解説しよう。ギャルゲーメソッドとはルート攻略を必要とし物語的な山と谷を作る必要がある必然性から主人公の周囲の女性キャラクタがなぜかみな不自然なトラウマ持ちになってしまう(意図的に演出する)ことを意味する。)麻田准的な。麻田准の名前を出して思い出したが曲を作ってシナリオも書くっていう意味だけでいえば似通っているな。ギャルゲーメソッドの使い手同士でもある。
 
 しかしカゲロウデイズが発明したものがあるとしたら能力物なのにバトルでも日常物でもミステリでもなく(いやミステリではあるのか?)能力が発現したのはなんなのか、この能力はそもそもなんであるのかというところに注目したところではなかろうか。その為ほとんどは人間関係間の葛藤や恋愛といった要素に尺が割かれる。

 それにしても著者22歳かあ……すげえなあ……(今何歳かはしらない。)。妹18歳で自分の中二妄想小説を読ませて妹の友達も読んでいるとかそれをライトノベルにすればいいじゃんか……。