基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

ロボティクス・ノーツエリートプレイ中3

とりあえず個別ルートを終わらせた。

まあこのゲームの場合は個別ルートというよりかは普通に一本道シナリオなので個別ルートではないのだけど。ルートの違いをどう表現するかはアニメ化する際に問題になってくるところだが、この科学アドベンチャーシリーズのように最初からアニメ化が決定付けられているようなシリーズは最初から一本道シナリオしかありえないんだろうな。巨大ロボ建造と陰謀史観がどう混ざり合うのかは現時点ではまだわからず。

個別シナリオ毎の評価でいえば淳和シナリオはかなり内容的にひどい。つまらないだけならまだしも、これまで積み上げてきたジジイのキャラクタの格を落としマイナス方面に評価を下げているので。ロボットが友達だとか人を傷つけたロボットがどうとかで悩むジジイだが、ロボットは友達でもなんでもなくただのロボットである。そこにいろいろな意味付けをすることもできるし、危険だというのなら制御を完璧にすればいいだけの話。エンジニアなら「気持ち」とか「ロボットは友達か鉄の塊か否か」みたいな無意味な気持ちの話をするのではなく制御機構を組み込むだけだ。結局エンジニアとしてのジジイの格も落とすことになり、シナリオ的には気持ちがどうだとか意識のすれ違いの話なので盛り上げどころもいかにそのすれちがいを引っ張るかにしか存在してないし、見どころがない。

いまのところそもそも淳和というキャラクタが全体的に浮いていて、シナリオの構造設計的にも何の意味があるのかよくわからないんだよね。唯一ロボ嫌い……というかロボに対する恐怖感を持っている人間を入れて、ロボット好き、ロボットに無関心以外のアプローチを入れたかったのはわかるけど、理屈があってロボットが怖いわけではなく単に幼少時にロボが倒れてきて怪我したトラウマがあるだけだ。ようはそのトラウマの対象がロボでなくても、なんでもいい時点でうまく機能してない。今後このキャラクタの特性をいかした使われ方があれば評価は変わるだろうけど、何も思いつかない。

一方フラウシナリオはけっこういい出来。とはいってもピンチがツイッタの乗っ取りだけというのはかなり危機感にかけるけれども。あたふたしている場面でも「え、それ別にそんなにまずくないでしょ……」とひいてしまう。あとゲーム画面だといくら3Dモデルだとはいっても基本は「二人が一緒にいる構図」は一枚絵でしか表現されないので、薄着なフラウとウミショー君が会話しているシーンでも「そういうもんだな」としか感じないのだが、アニメだとあの暗く画面だけが煌々と輝く中密着しているので異常に雰囲気がエロい。というか「なんでこれで何一つ仲が進展しないのかさっぱりわからない」ぐらいになっていて、雰囲気的にはアニメの方がよかったなとこうしてゲームでやってみて思う。

アイリシナリオは普通にゲームのメインストーリー進行なので特になし。でもAIがあそこまで人間らしく、ただしまだ完全な人間らしさは獲得していないという微妙な線をついてくると「現実と仮想現実の違い」の差が埋まった未来像みたいな感じがして、表現として面白いなと思った。淳和シナリオ以外はかなり高評価。フラウシナリオで起こるクラウド制御されたロボットの、クラウド側の制御が乗っ取られる話もSFとして素晴らしい出来。あとはどう最後に盛り上げてくれるかだけだなー。楽しみだ。

いくつかもっと書いて欲しかった点をあげるなら、せっかくロボットが日常的な存在、身近にあふれた存在になっているという設定でクラウドの乗っ取りなどにもそれが活きてくるのに種子島の舞台じゃそうした日常生活におけるロボットがほとんど出てこないところだろうか。ARやVR、アイリのような存在をつかって「現実と非現実」の境界をうまく崩して近未来感を演出できているのだから、ロボットに対してもいろいろアプローチはあったんじゃないかな。たとえば街角にいる大量のロボットにたいして公式アプリから様々な手段でアクセスして役立たせることができるとかさ