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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇 (ダッシュエックス文庫) by 王雀孫

これなー……王雀孫がめちゃくちゃ好きなんだよなー……。

これでたくさん書いてくれればなー……。もう著名エロゲーライターはほとんどライトノベルに参入済みなのではなかろうか。まあまだ色々残ってるけど。るーすぼーい氏とか元々小説家志望だったと聞いた記憶があるから(エロゲー出した後も)書いてもおかしくなさそうだけどまあ本業の方がぜんぜん出てないからな。

続々とノベルゲーで名作を出してきたライターがライトノベル畑に取り込まれているが、これはどうなんだろうか。どうなんだろうかというのは、ようは「ノベルゲー制作の片手間に書いているのか」もしくは「ノベルゲーのしごとは減らす(そもそも受注がない)」のかみたいなことだが。ゲーム制作においてことシナリオのみに限って言えばライターの仕事はそこまで多くはないと思うが、かといって二足のわらじでやっていけるほど容易くはない気もする。まあ人によるというほかないのだろうけれども。

僕自身は好きなシナリオライターが、絵をつけたりゲーム的な演出を考えたりシステムを組んだりといった作業により数年に一回しか新作が出ないという状況ではなく小説でせこせこと出してくれるのは嬉しいが、かといってノベルゲーも好きなのでなんともいえない。田中ロミオや丸戸史明がこのままライトノベル作家になってしまったら、それはとても残念なことだし、それは他の越境作家陣全員にいえることだ(別にすべてをプレイし小説を読んでいるわけではないが)

もちろん王雀孫もだ(強引に話を戻した)。何の話なのか読みきってもさっぱりわからなかったからあらすじを書くこともしないがとにかく面白い。基本は喜劇だが悲劇との組み合わせがいつもうまい……がまだ一巻なのでその片鱗はみえない。とりあえず喜劇をラクに書くために日常で喜劇みたいなことを起こせばええやんか的な日常喜劇脚本ラブコメディ的なものなのだろうと思う。

笑いの密度が小説になってもまったくレベルが下がらず維持されているのは凄いなあと思う。漫才のホンかな? と見まごうばかりに1ページにネタの応酬が2つも3つも挿入されていて一人称語りもガンガンボケてツッコんでいく。キャラ造形についてはありがちなパターンを踏襲しているようでみなどこかしら要素が過剰だったり、普通はありえないようなパターンが追加されていたり、相変わらずズレている。この辺はまだうまく言語化できないな。そもそもキャラクタをパターンで語るというのが危険地帯なのであまり手を出したくない場所だ。

まあ、あまり書くことがないからスルーしてもよかったのだが……王雀孫が新しい文章を生成したというのが嬉しくてつい書いてしまった。これでちゃんと次が出ればいうことはない……。