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基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

東京より憎しみをこめて 3巻にて完結

ラスボスの物語という軸は面白くヤクザ業界を描こうとしたのも新しくてよかったが……。

完結してしまった。評価しているところ⇒裏ビジネスの話は面白かった。ラスボスの物語という発想も面白かった。どん底にまで落ちて日本の暗部めぐりみたいな展開も面白かった。さらにはそこからの逆転劇は──ううん、ここは難しいところで、落とし込めるもんかなあと。3巻で急速にまきに入ってしまったから本作がラスボスの物語として裏世界から日本(と世界か)への復讐になる過程が実際に書かれていた時に面白いものになったかどうかというのが、まったく判断がつかない。

同時期にやっていた『大日本サムライガール』シリーズと合わせて、日本改革の両面を描こうとしていたのではないかとは思うが。表からまっとうに日本を変えようとする大日本サムライガールと、裏世界の論理で日本を変える(復習する)東京より憎しみをこめて。その基本コンセプト部分は(勘違いかも知れないが)良いものだった。ビジネス案は……進研ゼミ化してしまったので評価に困るなあ。大日本サムライガールが後半にいくにつれてアイドルと政治の話が段々と分離されていってしまったように、本作もこのまま進行していったら裏社会とビジネスの部分がどんどん乖離していってしまったような気がしないでもない。

単なる金かもしくは人脈と金の流れを掴んでの脅迫支配という展開以外に思いつきもしないし。うーん、面白くなったかなあ……。可能性の話でしかないか。