意外なことにけっこう面白かった。
屍者が町中を歩きまわっているシーンや戦争で屍者がどのようにして利用されているのか、といった場面が見れただけで随分満足した感はある。原作からしてわざわざ日本にいったりする諸国漫遊記の部分は(もともと伊藤計劃さんがそうするっていってたから無理やり付け加えた以外の)意味がわからなかったし、映画版でも「いらないシークエンスだなあ」と思うなど、もちろん満点だと思っているわけではないけれども。
映像だと諸国漫遊記的な部分は絵がついたことで一応観れるシーンだ。最後の方のシーンはごちゃごちゃしててかなりわかりづらいがまあ原作をそのまんまやっても仕方がないし、これをわかりやすくしたところでおもしろくなるかは微妙なところだなと思う。概ね満足、面白かった。
以下感想箇条書き
- SF要素の説明をほぼ放棄して絵面だけで見せると魔法大戦みたいになる
- 手をかざしただけでゾンビを次々と葬っていく魔法使いハダリー(銃いらない)
- 足をカカッっとやっただけでゾンビを簡単に排除できる魔法使い各位
- 最後情報が物質化してめにみえるようになるシーンがあるのだが殆ど説明がないので一緒に観たMTG仲間たちと「緑マナだ」「緑マナだったね」「緑マナ4ぐらいでハダリーを召喚した」と完全にマナ扱いしていたがあまり間違ってない。
- 論理迷宮だ! と意味不明だがかっこいい言葉を叫びながら首筋に何かを突っ込むワトソンマジで魔法使い
- 屍体と同性と機械生命体しか愛せない人みたいにされたワトソン
- 武闘派の男が眉毛太え! 日本編のメンツが眉毛 眉毛 ワトソンと66%眉毛
- 女がいない悲惨な画面になるのを恐れたのかフライデーとニコライが見た目女の子。区別がつきづらい