基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

02/16 無職転生 20章まで

無職転生を20章まで読んだ。

これはおもしろいな、と現時点では確実にいえる。物語ジャンル・ゲームジャンルを横断しながら「転生」というシステムの問題へと充分に切り込んでメタ的な視点まで得るとなると「そこまで射程に入れた物語だったんだなあ」と評価が一段階上がったところはある。いわゆる「ハーレム」だとか、「鈍感系主人公」とか、「異世界転生笑」といった要素は、一時期は「バカにされる要素」の面があったと思うのだけどもうこの頃になるとそこに理屈をつけたりメタ的に構造として取り込んでみせたりして「一歩先へ」進んでいる感があるなあ。それはこの無職転生にかぎらず、他の作品(なろう、ライトノベル問わず)でもそうなんだけど。

けっきょく、どんなジャンル(分野)もそれまでの物語をふまえて、乗り越えて、別側面からの語りと魅力を手に入れていくものなんだろうな。これが完結した時にどこまで行くのかは前回の感想からそう変わっていないけれど、やはりランスシリーズ的なものへのオマージュがあるのかなとは思う。というより、仮にそれがまったくなかったとしても(著者の頭のなかに)ランスシリーズが好きな人にはたまらない作品だろう。それは壮大な世界観があるから──というよりかは多様なゲーム・ジャンルを内包して進んでいく形式が似ているからというのと、物語の構造が似ているからという部分がある。

すでにおもしろいことは確定しているので、あとは「どこまで予想が裏切られるのか」が楽しみだ。