基本ライトノベル

ライトノベルについて書くブログだったはずだけど日記のブログだよ

リトルウィッチアカデミア

netflixに入ったので興味があったリトルウィッチアカデミアを今更観ていたのだけど、これがもうめちゃくちゃにおもしろい。魔法の存在する世界で、日本人の女の子が有名な魔法学園に入学する──という王道魔法学園物の展開ではあるものの、科学によって魔法の有用性と力そのものが弱まっている世界観設定と全体を通して流れる、伝統/現代性の対立軸がまずぐっとくる。中心となる女の子はやっぱり何らかの意味で才能がある子なのだけれども、そこはやっぱりトリガー主人公なのでどこまでも力強く、文系というよりかは全てをパワーと直感でなんとかするタイプでそれもまた良い。

一話ごとに作品/世界観、キャラクタの内面を丁寧に掘り下げていく脚本の仕事は見事というほかない。この数年、脚本の優れているアニメが増えてきている印象があるけれども(今期僕が他に見ているアニメだと正解するカドとか)、本作は中でも安定感が抜群に高いですね(まあ、本当に稀にひどい脚本だなと思う話数があるのだが。キルラキルとかトリガーの他の作品と比べても優れていると思う)。キャラクタは基本的に内にも外にも敵をつくらず、みなそれぞれの判断に従った結果敵対/協力関係にわかれる、といった塩梅で(それが特に現れているのはライバルキャラとして主人公に対立するものの、常に意見の正しさが担保されてきたダイアナの描き方だと思うが)そのバランス感覚も素晴らしい。

まあ、そうした全てをさしおいても作画が凄い。魔法が入り乱れる画面がひたすらに賑やかで楽しいのと、派手な動きが凄いのはわかりやすいが、それ以外のちょっとした仕草で、「ここまではやるだろうな」という想定を一歩も二歩も越えたところまでぐっと踏み込んで作画してくれるんだよね。それはアニメ版の前に公開された短篇版、劇場版でも同じことだけれども。画面を見つめているだけでひたすらに楽しく人間に嫌なやつはいないし、主人公の女の子はどこまでも真っ直ぐで、もう完全無欠におもしろい作品なんだよなあ……。
www.youtube.com
あと二期はOPが最高。