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日記ブログ

ハクソーリッジとモアナ

Amazonプライムで、数百円払えばいろんな映画がレンタルできることに気がついたので土日でハクソーリッジとモアナをみた。

ハクソーリッジ

十分おもしろかったのだけど、2時間20分ぐらいの映画で前半1時間ばかりを良心的兵役拒否者の生い立ちと、そんな彼がなぜ軍隊に志願したのかに費やしていてケッコウだるい。ここ完全にskipしてしまったらそれはそれで「なぜ良心的兵役拒否者が軍隊に入らなければならないのか」という矛盾したところが描かれなくなってしまうのでしょうがないのかもしれないが。あと、やっぱり人を助けるっていうのは絵面的に凄く地味なんだけど、そこを音楽やディティール、日本兵とのかくれんぼで無理やりがんばっていたのはよかったな。

”人を助ける”話ってのは「それをどう描くのか」自体がおもしろいなと思う。

モアナ

これはおもしろかった。設定説明やただ聞いているだけになりそうな話の背景部分を全部歌と踊りで楽しく圧縮し、勝ち気でおてんばな女の子が”女性の役割”や”与えられた立場”、”みんなが限界だと信じている場所”を全部突き抜けていく爽快さ。海の表現は素晴らしく、どうやっているのかよくわからん入れ墨(神話生物に入っている入れ墨なのだけど、これが動きまくる)の表現がもすごい。

ただ女性の役割や与えられた立場を抜け出した先が、やっぱり海に選ばれし者の使命を果たすというあたりが”与えられたものの枠組みの中”から逃れられていないようにも思えるんだけど、作中では「それでもとった行動はあなただけのものなのだ」という落とし所になっていて、まあそういうもんだなと。

最後までみてもよくわからなかったのは、モアナに付き従う頭のおかしなニワトリの存在で、無能だとばかり思っていたら最後に活躍する──っていうのはまあ既定路線。最後このニワトリが、モアナが島を救った後に島へと帰還しみんながワイワイやっているあいだに、ニワトリが一人海に向かおうとするんだけど、海自体にそっと押し返されるんだよね。これはいったいなんなのか、ちょっと考えてみてもまったくわからなかった。

もちろんニワトリが海に出ても死ぬだけだからそれ自体は優しい動きなんだけど物語の最後にそういう場面(どのような意図、象徴として)が入る理由がよくわからないな。