基本雑記

日記ブログ

この10年で一度だけ怒った時のこと

07/16。晴。常軌を絶する暑さで家から一歩も出ずに過ごす。さすがに無理では……。無理なのでは……(何もかもが)。集中力も完全に尽きているがなんか適当にたくさん本を読む。われらはレギオン2巻を読んで、なんとなく読み始めた青春ブタ野郎シリーズを一気に既刊8巻を最後まで。おもしろかった。とはいえ、お手本のようにあらゆる要素のレベルが高く、物凄く基礎体力と腕力の強い格闘家みたいなもんで特筆して褒めるのが難しい気もする。でもこれはたぶん記事を書く。

あとなんか早川から出る予定の仏教のノンフィクションを読む。瞑想、マインドフルネスなどについて書かれた本。僕は小学生ぐらいの頃は自制心というものがなく時折物凄くブチ切れて周囲に暴力を撒き散らしていたのだが(自力だけでなく椅子とかを使うのでそこそこ破壊力があった)手塚治虫のブッダを読んでから怒るのはなんて無意味なんだろうと悟りそれから滅多に怒らなくなった。なんというか、怒ったってなにか大いなるリターンが伴うわけじゃないんだと気づいてしまった。

で、それから怒ったことって記憶にある限りほとんどないんだけど、7年だか6年ぐらい前に一度怒ったことがある。といってもたいしたことじゃあない。その時僕は新卒で入ったシステム会社に勤務しており、客先常駐で仕事をしていたのだが、うちのチームには自社から依頼を出している二次請けの人もいて、僕の上司、僕、二次請けの人の三人チームで仕事をしていた。そして、その仕事は本当に暇で、一日何もすることがないぐらいなのだけれども、ある時少し面倒くさい仕事がきた。

三人共暇なんだから別に誰がやったっていいんだが、僕は僕で面倒くさかったので、その二次請けの人にこれやっといてよと気軽に作業を振ったら、「ああ? なんで自分がやらないといけないんすか??」と答えられたのであった……。なんでやらないといけないも何も、お前なんにも仕事してないやんけ……。うちが金も払って雇ってる立場やんけ……。と瞬間沸騰して怒りが湧いてきたが、別段声に出して何か言うこともなく「いや、そこをなんとか頼むよ」といってやってもらった。

正直、そういいたくなる気持ちは十分によくわかる状況であった。何しろ僕も暇なので僕がやったっていいのである。三人暇なのに一番下っ端だからやらされるというのが納得いかなかったのだろう。ただ、たとえそうであったとしても(かなりいらついていたとしても)そういうことを乱暴に言うような人間とは仕事ができないと思ったし、結局僕もただの会社員なのだからその二次請けの人との契約を解除することもできない。無理だとおもって(それだけが理由じゃない)会社を辞めたのだった。

結局、怒りというのは自分がコントロール出来ない物事に対して湧いてくるものなんじゃなかろうか。眼の前の脅威に対して僕のとれることは(会社員でいる以上は)耐えるという選択肢しかなかったが、それで感情の行き先がなくなってしまった。その後僕は少しでも理不尽な状態に遭遇した場合はすぱっと仕事を辞めるようになって、職場を転々としながら最終的にはフリーランスになった。ムカつく相手が出現した時に、自分の判断でサクッと切れるから全然腹も立たない。