基本雑記

日記ブログ

電書化しないケース

07/19。おぞましいほどの晴。死ぬほど暑い。いいところといえば洗濯物が夜干して朝起きると完全に乾ききっているぐらいだ。今日も粛々と実装を進める。微妙によくわからん仕様があり3時間ぐらい詰まったが就業間近に原因っぽいところを発見して一安心。このへん、やはりきっちりともらうお金と業務時間が決まっているので3時間とか4時間とか悩めるのであって、個人開発をしていると平日や休日の数時間を無駄に過ごした瞬間に気持ちが萎えるので仕事ってのは偉大だよなあと思う。

就業後同僚となんかおもしろい開発でもやろうということで企画会議を飲み屋で。同い年、&お互いゲーム好きということでSuddenAttackやらRagnarok Onlineやらの話をしているうちにろくに企画立案もしないうちに3時間時が過ぎる。大まかな今後の方向性だけ決めた後、相手は子持ちの既婚者なのでそこらで退散。飲み屋が地下で電波が入らなかったのも残念。飯はうまくもないがまずくもなく……。

ブログに記事を書くとよく「買おうと思ったら電子書籍がなかった」「なんだよ電子書籍ないのかよ」とコメントがつく。消費者的な目線で見た時の電子書籍と、版元側からみたときの電子書籍と、作家側からみたときの電子書籍には大きなズレがあるので仕方がないのだろう。まず第一に電子書籍ユーザからすれば全ての最適解は出版社が全ての本を発売日と同時に電子書籍でも出すことだ。

僕のような紹介者の立場からしてもそうしてもらえたほうがありがたい。発売直後に記事を書いてバズった時、電子書籍があるかないかで売上数が100冊単位で変わってくることがある。なので、実質的に出版社は僕が紹介したその時だけに限っても電子書籍を出す際に100冊の機会損失を出しているケースが多々ある。もちろん僕の紹介以外で買う人の方が多いから、その損失はさらに多い(ことも)あるだろう。

逆に版元の立場からすればなかなか難しいところで、そもそもエンターテイメント系の出版社であればまだしも初版3000〜6000とかで戦っているような学術系出版社なんかはがんばってKindle版を出してもだいたいペイしないので、ペイしないのであれば出す理由がないと考えてもおかしくない(みすずとかは最近出してるけど)。

ペイしないけど要望に答えて出したり、出し続けることで買ってくれる顧客が増えるかもなど、まあいろいろなことを考えて出すこともある。あとはそうした電子書籍化作業に明るい担当者がいないこともあるし、望むレベルの電子書籍が作れないからという言い訳をするケースもあるし、「紙の発行部数をまず伸ばしてから」出したいと考えわざと電子書籍版の刊行を遅らせたりするケースなど様々である。

作家側からすれば電子書籍で出してもらえると基本ありがたいわけだが刷り部数の場合は、極論的には一冊も売れなくても印刷された時点で金が入るのに対し電子書籍の場合は売れた分しか入ってこないので、多くない人からすれば多くない。また、基本的に実績として勘定されるのが刷り部数の方なので(何万部突破とかに基本電子書籍の数は入ってないはず)そうした対外的な宣伝を考えた場合にはわざと電子書籍をなくして刷り部数を増やしたほうがいいと考えるのはまあ理屈は通っている(出版社側の理屈でもある)。あとは著者が単純に電子化に否定的なケースもある。

そうやって著者側が拒否すると電子書籍が出せないのは当たり前なので、普段電子書籍を出している版元でも出してないケースではそういう事情も考えられる。また多くの書き手がいるアンソロジー系が電子書籍になりづらいのも、許諾を全員からとらないといけない=一人でも拒絶するようだと電子書籍化を断念するか、喧嘩を売るような形になるがその拒絶した人のみを外した形で電子書籍化するしかない。

僕が書いてきたたくさんの記事に「電子書籍ないのかよ」「電子書籍化待ち」とコメントがついてきたが、たいていその裏にはこうした理由がある。